以前Kiive AudioはDisteressorのモデリングXtressorのレビューを書きました。
話題のメーカーの新作プラグインということで興味深く、触っててワクワクしました。

ADC1というコンプも書きました!
汎用性高い高品位なコンプです。


さて、今回はそんなKiive Audioのテープマシン『Tape Face』をレビューします。

まずはかけた状態とバイパスした状態の比較動画を御覧ください。



いかがでしたでしょうか。プリセット選んでゲインとMIXを調整しただけですが、飽和する感じがいかにもテープマシンと言う感じです。
フルミックスはちょっとかけすぎてしまい魅力が伝わるか怪しいですがそんな印象があります。

この音でこの値段はあまりに安すぎる・・・ノーブレ案件!
お値段なんと、29ドルしないんです!いいんでしょうか?!
間違いなく厳選セール情報のトップに君臨します。
一昨年VTMことSlate DigitalのVirtual Tape Machinesを49ドルで買いましたが、使い方によってはそれを超えます
VTMのほうはアタックが潰れるのでそれを活かしてバキっと輪郭を作るのに向いてますが、Tape Faceはそもそもかけたところでアタックが残るのでゲインを突っ込んで歪むのはどちらかというと音のリリース部分になります。
同じテープマシンでも全然音が違いますね。


パラメーター解説


パラメーター解説

screenshot.599


電源とメーター

screenshot.595

まずバーのようなものが電源でON/OFF(バイパス)を切り替えられます。

真ん中のMETERはメーターを入力信号、ゲインリダクション、出力信号で選べます。
GR(ゲインリダクション)が最も便利でしょう。

IPSとはテープマシンの回転速度を指します。
7.5IPS、15IPS、30IPSは順に19cm/s、38cm/s、76cm/sです。
数字が大きいほうが高性能(高域までレンジが広い)ですが、低域の厚みは遅いほうがあったりして性能が良ければいいというわけではないんですね。
詳しくはこちらの記事を見るといいかもしれません。

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このIPSに合わせて下のGUIの回転も変わります。


テープタイプとゲイン(TAPE)

screenshot.596
TAPE TYPEは3種類選べてどれもかなり音が違います。
1MAIN
ドラムなどのトランジェントがあるもの、ミックスバスなどに向いています。
最も少ない歪でアタックのある(Pumpy)テープサウンドが得られます。

2Typical
シルキーでスムーズな高域、塊感のある低域を持ったいわゆる典型的なテープサウンド。開発者もお気に入り。

3Lo-Fi
ザラザラして暗くてリダクションと倍音が強くかかるLo-Fiなテープマシン

INPUTとOUTPUTは連携するようになっていて、真ん中の緑のボタンを押すと個別に調整できるようになります。歪み感を設定したらLINKを外して音量を戻すといいです。


サチュレーション(FACE)

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サチュレーションで歪が加わります。音も大きくなるので、前段に戻ってゲインを調整するといいと思います。

サチュレーションだけ使いたい場合はLINKをONにしたままINPUTを全開に下げてIPSを30にするといいと思います。

LOW BOOSTはサチュレーションで倍音が加わって低域が細くなったぶん補填してくれるボタンです。
ヘッドホンで聞かないとわからないかもしれませんね。

BIASは上げるとコンプレッションみたいなのが強くなる印象です。

STEREO WIDTHはその名の通りですが、今回全く触っていません。

NOISEは最後に上げてみましたが、いわゆるテープのノイズになります。
Lo-Fiにするときに使うといいかもしれませんね。


MIXとオーバーサンプリング

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ここのプラグインはMIXをいじっても位相の乱れを感じずなので積極的にいじります。上のプリセット選べるところにあります。
OVSMPはオーバーサンプリングで、これもかなり変わります。特に歪み系は有効です。
デモではバスとマスターに×4を使いました。最大16倍までイケます。

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さて、ここまでパラメーターを知った上でドラムバスにかけた動画を御覧ください。


いかがでしょうか?

もし興味があればデモもできます。
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12/4までのセールなのでお早めにどうぞ!!






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以上
MazQでした〜!



次回もお楽しみに!